カンブリア宮殿の放映で感動した、全国の #下請け企業 に独自性(自社商品)を持たせた、セメントプロデュースデザイン社長の金谷勉(かなやつとむ)さん。
「社長の金谷は競争力のない中小に商品開発のノウハウを伝授するゼミを開講。年間70社の商品開発をサポートしヒットを連発させてきた」引用元テレ東。
日本の #中小企業 の数は300万社超。この数と独自の技術力は、楽市楽座の織田信長、甲賀技術者集団を率いた豊臣秀吉、二人のいいところ取りをして、220年に及ぶ安定政権を維持した徳川家康たちの働きによるものです。
しかし、下請け中小企業は想像以上の低価格を強いられて苦戦しています。最大の弱点は、「与えられたことをやるのに慣れ過ぎた、文字通りの下請け根性」です。
このままでは、日本の技術力が消えてしまう。大企業を躍進させたのも中小企業の技術力あってこそのもの…だった!
しかし、「言いなりになる都合の良い奴隷」が搾取され続けるのは人も企業も同じ。競争社会の厳しくも冷酷な掟なので、「無くなることはない!」と肝に銘じておかねばならない。
信長を三度裏切った松永久秀は、信長にこう言った。「弱いからだまされ、裏切られる。強くなりなされ」。徒手空拳の身の上で大和の国主にまで成り上がった久秀の肝っ玉は尋常ではなかった。
金谷勉氏は、500社の中小企業を回り、デザインなどの勉強場を展開して、籠りがちな中小の社長や職人に、「デザイン力と商業力」を教え込んでいる。
創造力を鍛える、ビジネス感性を育てるだけではなく、技術力の組み合わせというイノベーションを展開させる、まさに中小企業の救い神の一人です。
素晴らしいの一言に尽きます。
放映を拝見させていただいたところ、まだまだ商品展開は小粒ですが、いずれバーミキュラ 鍋のような、世界に躍進できる画期的な商品が開発されてゆくかもしれません。
AIやロボットなどのハイテクではなく、「絶対に必要なアナログな技術力」を廃れさせるのは日本にとって大損失です。ガンバレ!日本の技術力。ガンバレ!日本の中小企業。